2026年10月29日、NASAのFermi衛星が長時間続く巨大なガンマ線バースト「GRB 261029A」を検出した。この爆発はFermiのほか、SVOMやCALETなど複数の宇宙観測機器で観測され、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載された実証望遠鏡Glowbugでも、ほぼ同時に捉えられた。
追跡観測から、バーストの赤方偏移は3.27と推定されている。これは、光が約117億年かけて地球に届いた、初期宇宙の現象であることを示す。さらにFermi-LATは、最大2.5GeVに達する高エネルギーの光子を検出した。
複数の観測装置が同じ爆発を連携して調べたことで、発生位置や距離、放出されたエネルギーを短時間で詳しく分析できた。ISS上の小型望遠鏡が、遠い宇宙で起きた激しい爆発の観測に加わった点も、宇宙観測の新たな可能性を示している。